【漢方コラムvol 9】寒い冬の薬膳


こんにちは藤沢市羽鳥の調剤薬局、女性の漢方相談、漢方茶のまま薬局です^^

ご好評頂いております中医薬膳師の薬剤師 藤本きよみ先生の「漢方コラム第9回目」をお届けします。今回のテーマは冬の薬膳です♪身近なものでできます。薬膳の知恵を使って健康的な生活を送りませんか?

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皇帝ダリアをあちこちに見かけますね。

日が短くなると花を咲かせる皇帝ダリアに秋の終わりと冬の訪れを感じます。

冬は寒さにより気血の巡りが滞ります。

中医学には「不通則痛」(通じなければ即ち痛む)という言葉があり、気血の巡りが滞ると痛み、筋肉のこわばりなどが出やすくなります。

その他、

冬は冷え性、皮膚の乾燥やひび割れ、尿量が増える(汗をかかないため)などの症状も。

そして五臓の「腎」の季節でもあり、生命の源である腎の機能が低下しやすくなります。

この時期意識したい食材は

温熱性のもの、乾燥で傷つけられる陰液を補う食材、補腎の食材、

気を補う食材、血を補う食材など

温熱性のネギ、鮭、蕪

鮭は気血を補い巡らせ、蕪は陰液を補うと言われています。

常備している黒いもの~と集めて(笑)作りました。

黒豆、黒きくらげ、ひじき、どんこ、黒い食材は腎の働きをサポートします。

アンチエイジングに繋がりますね!

更に上記の食材すべてが血を補うと言われています。

ブロッコリーは補腎、健脾(胃腸を元気にする)作用があります。

胡麻は便通をよくしたり乾燥を潤してくれますが、黒胡麻の方はそれに加え補腎、補血の役割もあります。

くこの実は補腎、卵には陰液、血を補う働きがあります。

食べたものが消化吸収されるために脾(胃腸)が弱ってしまうこと(冷たいもの、生もの、甘いものの摂りすぎ)を控えつつ

上記のような食材を取り入れ冬を快適に過ごせますように。

最後に、恐れという感情は腎の働きを弱めます。

新型コロナウイルスの感染者の数が増えているというニュースに恐れすぎず

ちゃんと食べ、身体をよく動かし、笑い、よく眠り、ちゃんと休むことに意識が向けられますように。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

中医薬膳師/薬剤師 藤本きよみ


藤沢市羽鳥
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