【漢方コラムvol 7】元気に秋を迎えるポイント


こんにちは藤沢市羽鳥の調剤薬局、女性の漢方相談、漢方茶のまま薬局です^^

ご好評頂いております中医薬膳師の薬剤師 藤本きよみ先生の「漢方コラム第7回目」をお届けします。

今日から始められる薬膳コラムです^^今日は秋の元気に役立つ内容ですよ♪

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朝晩が少し涼しく夏の終わりを感じ始めましたね。

日差しの角度にも夏の終わり、秋の気配を感じます。

冷たいものの飲食、夏野菜で胃腸が冷えて疲れているなと感じたり

食欲がわかないときは胃腸を休めるために1食抜くこともよいかもしれません。

もしくはお粥やキャベツをくたくたに煮込んだスープなど。

私自身、この夏はキャベツと玉ねぎをくたくたに煮込んだスープだけで夕飯を済ませた日が何度かありました。

さて、今日は 秋の気配を感じつつもまだまだ暑さが続く中、

おすすめ食材の「山芋」をご紹介します。

年間を通して流通している山芋はとろろや短冊切りにして生で食べることが多いと

思いますが食欲がすごく落ちていたり、胃腸が弱っているときは火を通して 食べることをお勧めします。

山芋

性味:平/甘

帰経:肺脾腎

効能:健脾・補気・滋陰・潤肺・和胃・調中・益精・固腎・強筋骨

山芋には胃腸の調子を整え、気を補い、疲れを回復する作用があります。

また、夏の間、毎日たくさん汗をかき消耗した体液である陰液(血と津液)を補い潤す作用もあります。

これから秋に向けて、夏の間に消耗した気と陰をしっかり補うことが大切です。

山芋は食材でもあり、「山薬」と呼ばれる生薬でもあり、気陰双補の要薬。

そして、「平性」の食材なので身体の寒熱のバランスに影響せず使いやすいのです。

補気作用のある食材には うるち米、イモ類、大豆、かぼちゃ、キノコ類、いわし、うなぎ、えび、鮭、さば、 肉類など

滋陰(補陰)作用のある食材には 黒米、黒豆、にんじん、ほうれん草、黒胡麻、いか、牡蠣、卵、チーズ、ヨーグルトなど

組み合わせるのもよいですよね。

夏が終わり、迎える秋は乾燥の季節。

滋陰(補陰)作用のある食材はこの季節、意識して摂りたい食材です。

まだまだ続きそうな暑さを乗り切り心地よい秋を迎えましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

中医薬膳師/薬剤師 藤本きよみ


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